規律を守り律儀で正しいと思ったことは最後まで貫く精神

リヒテンシュタインは、中央ヨーロッパ、スイスとオーストリアの中間にある小国です。

リヒテンシュタイン家の当主を元首とする立憲君主制国家で、国の歴史は300年程度ですが、君主の政治的権限が非常に強いのが特徴です。

ヨーロッパの他の国では、国王や君主は象徴的な役割しか持たなくなった今日でも、この国では君主が国民の長として慕われ大きな権力を持っています。

そのため国民も公国に住んでいることを誇りに思っていて、国の祝日などで堅実な国民性を垣間見ることができます。

立憲君主制国家と言っても、リヒテンシュタインでは、議会制度、法の支配などが整備されており、国民の自由は保障されています。

隣接するオーストリアの民放とスイスの刑法を基本とした法律があり、国防はスイスが担当しています。

外交もスイスと共に歩むことが多く、国民性も必然的にスイスと似通ったものになっています。

ドイツ語を話す民族なので、規律を守り、律儀で時間厳守、細かいことに気を遣い、正しいと思ったことは、最後まで貫く精神、負けず嫌いでなかなか譲歩しない性格、他人を信用しないことなど、ドイツ人やスイス人、オーストリア人の特徴を併せ持ったような人が多く、南欧人のような明るさはありません。

物価の高い国なので、生活水準もヨーロッパで1,2を争う高さで、街全体が清潔で美しく、道路などインフラの整備も行き届いています。

精密機器、医療、観光業、金融業が経済の基盤であり、完璧主義で細部にこだわる国民性が感じられます。

銀行守秘義務や税金の優遇措置などでも有名なので、多くの外国企業が籍を置いているので、彼らの支払う法人税も国家収入で大きな割合を占めています。

口が堅く誠実で、信用できる性格がここにも表れています。

また、国民の大半は、ローマ・カトリックのキリスト教徒なので、保守的で新しいものを受け付けず、伝統を守っていこうとする考え方を持っています。

頑固なイメージの一方で、ヨーロッパアルプスの美しい自然に囲まれた国である、リヒテンシュタインは牧畜も盛んです。

のどかな自然の中で生活していると心が穏やかになり、のんびりとした気持ちになります。

長い休暇を取ってゆっくりと休みを満喫するような一面や、時には太っ腹に振る舞うこともある国民性は恵まれた大自然から来るのでしょう。

四方を外国に囲まれた小さな国なので、常に用心する一方で、遠くまで旅行に出かけたり、観光客を温かく迎えたりするのも彼らの生き方です。